【医師監修】2025年インフルエンザワクチン最新情報|効果・副作用・費用|池袋駅前内科・皮膚科クリニック|池袋駅徒歩2分|駅近|土日診療

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【医師監修】2025年インフルエンザワクチン最新情報|効果・副作用・費用

【医師監修】2025年インフルエンザワクチン最新情報|効果・副作用・費用|池袋駅前内科・皮膚科クリニック|池袋駅徒歩2分|駅近|土日診療

2025年9月25日

【医師監修】2025年インフルエンザワクチン最新情報|効果・副作用・費用
インフルエンザ予防 マスク着用 女性

そろそろインフルエンザワクチンの季節…今年は打つべき?

「去年は打ったけど結局インフルエンザになったし…」
「副作用が心配で迷っている」
「子どもには必要?大人は?」

そんな疑問をお持ちの方、実は多いんです。

この記事では、インフルエンザワクチンについて「本当に知りたい情報」を医師の立場から分かりやすく解説します。効果的な接種時期から費用、副作用まで、2025年最新の情報をもとにお伝えします。

※この記事は医師が監修し、最新の医学的根拠に基づいて作成しています。

インフルエンザワクチンの効果って実際どうなの?

インフルエンザ予防ワクチン注射のシーン

結論:約50-60%の予防効果があります

厚生労働省のデータによると、インフルエンザワクチンの予防効果は50-60%程度とされています。

「え、100%じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はこの数字、とても重要な意味があるんです。

効果の具体的な意味

  • 発症予防: 相対的に60%のリスク減少効果
  • 重症化予防: かかっても軽症で済む可能性が高い
  • 入院リスク軽減: 高齢者では82%の死亡予防効果

参考文献: 厚生労働省「インフルエンザQ&A」

なぜ100%効果がないの?
インフルエンザウイルスは毎年変化するため、ワクチンとの「相性」によって効果が変わります。気候の変化が激しい年ほど、ウイルスの予測が難しくなるのが現実です。
それでも、「重症化を防ぐ」という点では非常に優秀なのがインフルエンザワクチンの特徴です。

いつ打てばいい?最適な接種時期

結論:10月中旬~11月末がベストタイミング

推奨接種スケジュール

インフルエンザワクチン推奨接種スケジュール

なぜこの時期なの?

ワクチンの効果が現れるまで約2週間かかり、効果は約5ヶ月持続します。インフルエンザの流行ピークが12月~3月なので、逆算すると10月中旬~11月末がベストタイミングなんです。

接種回数の目安

  • 13歳以上: 1回接種で十分
  • 13歳未満: 2回接種を推奨(2-4週間間隔)
  • 初回接種の子ども: 必ず2回接種

※体調不良時は無理せず、回復してから接種しましょう。

気になる副作用と安全性

インフルエンザワクチンの副作用に悩む表情の女性

結論:軽微な副作用が主で、重篤な反応は非常に稀です。

よくある軽い副作用(10-20%の人に発生)

  • 接種部位の赤み、腫れ
  • 軽い発熱(37度台)
  • 倦怠感、筋肉痛

これらの症状は2-3日で自然に治まることがほとんどです。

重篤な副作用(100万回に1-2回程度)

  • アナフィラキシー反応
  • ギラン・バレー症候群

ただし、重篤な副作用は極めて稀で、医療機関での接種なら迅速な対応が可能です。

こんな人は事前に医師相談を

  • 卵アレルギーがある方
  • 過去にワクチンで副作用が出た方
  • 免疫抑制剤を服用中の方

実際のクリニックでは、事前問診で丁寧にチェックしますので、心配な点は遠慮なくお話しください。

費用はどのくらい?保険は使える?

結論:3,000-5,000円程度、基本的に自費診療

一般的な費用相場

  • 大人(13歳以上): 3,000-4,500円 ※当院は3,500円
  • 子ども(13歳未満): 1回あたり2,500-3,500円 ※当院は2回で3,500円
  • 高齢者(65歳以上): 自治体助成で1,000-2,000円程度 ※当院は助成制度に対応しておりません

保険適用について 基本的にインフルエンザワクチンは予防接種のため、健康保険は使えません。ただし、以下のケースでは助成があります。

助成が受けられる場合

  • 65歳以上の高齢者: 多くの自治体で助成あり
  • 中学生まで: 自治体によって助成制度あり
  • 妊婦: 一部自治体で助成制度あり

池袋のある豊島区では、65歳以上の方は2,000円の自己負担でワクチン接種が可能です(2025年度)。

参考文献: 厚生労働省「令和6年度インフルエンザQ&A」

※費用を抑える工夫
集団接種を利用する
複数回接種が必要な場合はセット料金があるクリニックを選ぶ
自治体の助成制度を確認する

年代別:こんな人は特に接種を推奨

結論:リスクの高い方ほど接種メリットが大きい

強く推奨する方

  • 65歳以上の高齢者: 重症化リスクが高い
  • 妊婦: 母体・胎児ともに保護効果
  • 慢性疾患のある方: 糖尿病、心疾患、呼吸器疾患など
  • 医療従事者: 患者さんへの感染拡大防止

推奨する方

  • 乳幼児(生後6ヶ月以上): 保育園など集団生活
  • 受験生: 大切な時期の体調管理
  • 介護従事者: 高齢者と接触機会が多い

個別判断でOKな方

  • 健康な成人: 職場環境や生活スタイルで判断
  • 在宅勤務中心の方: 感染リスクが比較的低い

ただし、「家族に高齢者がいる」「小さな子どもがいる」といった場合は、周りの人を守るためにも接種を検討してみてくださいね。

よくある質問Q&A

Q1. 去年打ったのにインフルエンザになりました。意味がないのでは?

A. ワクチンの効果は100%ではありませんが、重症化は防げていた可能性が高いです。ワクチンを打っていない場合と比べて、症状が軽く済んだり、回復が早かったりする効果があります。

Q2. 卵アレルギーがあるのですが、接種できますか?

A. 軽度の卵アレルギーなら接種可能なケースが多いです。ただし、重篤なアレルギーがある場合は慎重な判断が必要です。必ず事前に医師にご相談ください。

Q3. 妊娠中でも大丈夫?

A. 妊娠中のワクチン接種は推奨されています。妊婦さんがインフルエンザにかかると重症化リスクが高く、胎児にも影響する可能性があるためです。

Q4. 授乳中の接種は?

A. 授乳中の接種も安全です。母乳を通じて赤ちゃんに抗体が移行し、赤ちゃんの感染予防にも役立ちます。

Q5. 他のワクチンと同時接種できますか?

A. コロナワクチンを含め、他のワクチンとの同時接種は可能です。ただし、接種部位は分けて行います。

まとめ:迷ったときの判断基準

結論:「自分と大切な人を守る」という視点で判断を

インフルエンザワクチン接種をおすすめする理由

  • 50-60%の予防効果と高い重症化予防効果
  • 軽微な副作用で安全性が高い
  • 社会全体の感染拡大防止に貢献

最終的な判断のポイント

  • リスクの高い人: 積極的な接種を推奨
  • 健康な成人: ライフスタイルと接触機会で判断
  • 迷った場合: 医師と相談して個別に判断

池袋エリアでの接種をお考えの方へ

当クリニックでは、土日も診療しており、平日お忙しい方でも安心して接種いただけます。駅から徒歩3分とアクセスも良好で、事前予約で待ち時間も短縮できます。

接種前の丁寧な問診で安全性を確保し、接種後の体調管理までサポートいたします。

ご質問やご不安な点がございましたら、遠慮なくお気軽にご相談ください。あなたと大切な方の健康をしっかりとサポートさせていただきます。

この記事の監修医

永松 裕紀 医師

池袋駅前内科・皮膚科クリニック 院長

東京医科大学医学部医学科卒業後、東京医科大学八王子医療センターおよび
国際医療福祉大学三田病院にて、呼吸器外科診療に従事。

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